43638&44791 ポルシェ910 1968日本GP #28 生澤

手前:<新製品> 品番44791 / 後方:<絶版品> 品番43638
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ミニカーショップ ディーズ・サーキットです。

最近増えてきた絶版モデルの再登場。
品番も変更され別商品として扱われています。
単なる再生産かそれともしっかりとした修正版か?
気になるモデルを比較・検証してみたいと思います。

今回取り上げる ポルシェ910 1968日本GP #28 通称「カレラ10」

生澤 徹がドライブしたタキレーシングのマシンです。

2リッターの小排気量ながら、日産R381・トヨタ7など5リッタークラスのマシンを従え
2位表彰台となりました。

EBBRO初版の品番43638は、早くから完売。
入手困難モデルが生澤コレクションとして再登場しました。

結論から言うと、
しっかり修正したアップデイト版でした。

本体の金型には手が入っていないようですが
細部パーツやマーク類をリファイン。
より、日本GPを戦ったマシンに近づいています。

<絶版品> 品番43638 ポルシェ910 カレラ10 1968日本GP #28 生澤
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<新製品> 品番44791 ポルシェ910 カレラ10 1968日本GP #28 生澤
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以下、絶版品⇒新製品の順番でご紹介。

まず、目につくのが
フロントに描かれる真っ赤な「Vライン」
実車に合わせ、太く力強いラインになりました。

◆赤のVライン
<絶版品> 品番43638 Vライン
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<新製品> 品番44791 Vライン
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このVラインはタキレーシングのポルシェやローラに共通するデザイン。

なにを意味するかは確認できていませんが
勝利を意味するヴィクトリーのVも含まれているに違いありません。

軽さがキモのカレラ10。軽量化のためあまり装飾しなかったのでしょうか?
Vライン以外はベースのままです。
意外と時間や予算の関係でシンプルになった可能性もありますが
実にインパクトのある秀逸なデザインだと思います。

新製品に比べ絶版品は、細く弱々しライン。
この部分、物足りなさを感じていた方も多かったのでは?
今回、もっとも有効かつ重要なリファインだったと思います。

画像でお分かりの通り
ゼッケンやスポンサーマーク等のサイズも
より実車に近づきました。

続いて細かいところでは…

◆ヘッドライト パーツ
<絶版品> 品番43638 ヘッドライトカバー
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<新製品> 品番44791 ヘッドライトカバー
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ヘッドライトカバーの「黒縁化」
現存する910の画像を確認すると
確かにヘッドライトカバー周辺は黒いゴム?が
縁取りの様についています。
また、ライトの球もレンズカットが入り
取付軸が目立たない処理にかわりました。

フロントウインドもご覧の通り縁取りされました。

<絶版品> 品番43638 黒縁なし
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<新製品> 品番44791 各部が黒縁化
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サイドウインドのカラー変更

◆サイドウインド
<絶版品> 品番43638 サイドウインド クリア
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<新製品> 品番44791 サイドウインド イエロー
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サイドウインドも実車にあわせ
イエローのパーツが採用されました。

<絶版品> 品番43638 ワイパー・サイドミラー・ステアリング
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<新製品> 品番44791 ワイパー・サイドミラー・ステアリング
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◆サイドミラーとステアリングのカラー修正
◆ワイパー・パーツ変更

実車に合わせサイドミラーの軸とステアリングが
がブラックに修正されました。

ワイパーはプラパーツからエッチングパーツに変更。
大ぶりだったワイパーがリアリティあるシャープなサイズになりました!


最後は台座 文字・書体変更

◆台座 書体
<絶版品> 品番43638 台座・PORSCHE 910 1968 Japan GP
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<新製品> 品番44791 台座・Porsche 910 1968 Japan GP
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内容は同じですが、大文字小文字・書体等が微妙に変わりました。

※修正変更点の正誤はオートスポーツ誌等の画像を見ながら確認しました。
本来は、実車画像も掲載するとわかりやすいのですが
版権の問題もありますので…
実車の画像は雑誌等でご確認ください。



◆ 43638オーナーにとって、44800は「買い」か?

違うマシン?と勘違いするほど修正が入り
実車に近づいた満足感の高いモデルになっています。

紙箱のみを変えた、残念なモデルが多い中
生澤さんやカレラ10に少しでも思い入れがあれば
自信をもって「買い」をお勧めします。

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※お願い
このブログの内容に関して、すべて当方の独断で書いており
事実と反することがあるかもしれません。
判明しだい訂正していきたいと思います。
その点、ご了承の上、参考程度にご覧いただければ幸いです。
肩の力を抜いて気楽にお付き合いください。

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