日産スカイラインGT-R (R34) VスペックⅡ 新旧比較 43301:44148

ミニカーショップ ディーズ・サーキットです。
ご覧いただきありがとうございます。

1997年、EBBROというブランドが誕生して約13年。
最近、スカイラインGT-Rスバル360等、
長い間絶版となっていた人気アイテムの再登場が増えてきました。

コレクションを初めて日が浅い方には朗報ですが、ベテランコレクターや
当時のアイテムを苦労して手に入れた方には微妙なところでしょう。

そこで、実際どれだけグレードアップしているのか、
また前作を持っているコレクターは買い足す価値があるのか
新旧を比較、気になるポイントを紹介していきたいと思います。

その第1回目はR34 GT-R
イメージカラーのベイサイドブルーのVスペックⅡを比較します。



こちらがはじめに登場したR34 VスペックⅡ。

43301 日産スカイラインGT-R(R34)VスペックⅡ
イメージ 1

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続いて、こちらが2010年3月に品番を変更して発売されたバージョン。

44148 日産スカイラインGT-R(R34)VスペックⅡ
イメージ 3

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はじめに全体を見比べてみると、各部のエッジが微妙に深くなったような気もしますが、
全体のシルエットは変わっていないことがわかります。
つまり、金型の目立った修正はありません。

また、画像からは伝わりにくいのですが、
ボディカラーの色味は、新製品の方が明るくなっているようです。
(画像では全く同じ色に見えますが!)
もちろん、43301は月日が経っているため、若干の退色もあると思いますが、
それを差し引いても違いを感じます。


では、細部を比べてみます。※以下 画像 上 【43301】 下 【44148】
まずは、フロントビューから…

43301 フロントビュー
イメージ 5

44148 フロントビュー
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まず、目立つのがヘッドライトの黒ワク廃止。

厳密には実車でも黒ワクは存在しますが
1/43スケールでは、通常省略するレベルの部分。
とはいえ43301の黒ワクも見慣れており捨てがたい気がします。
ここら辺は賛否分かれるところだと思いますがいかがですか?

続いてRエンブレムのエッチング化。

最近、エブロ進化の文法通りGT-Rエンブレムがエッチングパーツ化されています。
43301のタンポ印刷で再現されたエンブレムと比べ、
44148のエンブレムはぐっと力強くシャープで締まりました。

ちなみに、エンブレムの奥に見えるグリルのプラパーツも変更され、
ハニカム状の再現が深く彫り込まれました。

実は、43301も同様にに彫り込まれていますが彫りが浅く画像では確認できない程度です。
※ルーペで初めてわかりました。
また、ライセンスプレートの『 SKYLINE 』の書体が
ロゴ調から一般的なものに変わりました。


続いて、サイドビュー…、Bピラーのご注目!

43301 サイドビュー
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44148 サイドビュー
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Bピラーの太さ

ドア上部、ブラックアウトされた柱:Bピラー
44148になって、すっきり細くなりました。
この部分が今回の最も大きな変更点といえそうです。

高剛性ボディを売り物にしていたR34。
スケール通りのサイズになったのだと思いますが
43301の太いピラーも違和感はありません。


タイヤ・ホイールは…

43301 フロントタイヤ
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44148 フロントタイヤ
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かなり雰囲気が変わっています。
タイヤは、43301のツルっとしたものから、
トレッドの山がついた立体的なものにグレードアップ。

ホイール周辺は…、
センターキャップにGT-Rのロゴを再現。
ブレーキローターが光沢があるものから、ツヤをなくす等、よりリアルに。
ただし、ブレーキローターはだいぶ手前にセットされ、平面的になりました。
(※この部分はBピラーを映した画像でが確認ください)

大きなキャリパーが目立つR34。
ローターはもう少し奥に入っていたほうが良かったのですが…。

その点、43301はローターが奥に入りすぎですが、実車の雰囲気には近い気がします。
足して2で割るとちょうどいい具合でしょうか。


リアビューの変更点は…

43301 リアビュー
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44148 リアビュー
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日産コーポレートマーク・GT-R・VスペックⅡの各エンブレムのエッチング

フロント同様、Rのエンブレムはエッチングかでシャープで締まりました。

しかし、VスペックⅡのエンブレムはいまいち。特徴的な書体が再現されていません。
こちらは、43301のタンポ印刷の方がいい感じです。

結構、ポイントとなる部分なので、こだわりの仕事を期待したいところです。

左:44148 右:43301
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その他の変更点…
ボンネットのNACAダクトは彫りが浅くなりました。
また、ウインドウオッシャーノズル部分を黒く彩色。
しかし、ここはボディ同色のままでいいような…



43301オーナーにとって、44148は「買い」か?

さて、まとめますと…
44148は、ぱっと見の印象、再生産品?かなという感じですが
細部では結構、変更点がありました。

これら変更点を「大きい」と感じれば「買い」
「小さい」と感じれば「スルー」でしょうか?

しかし、改めて約10年前に造られたR34の金型のレベルの高さを感じました。
ファインダー越しに見てR34の迫力を感じます!

次回も続けてリバイバル品をご紹介します。

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※お願い
このブログの内容に関して、すべて当方の独断で書いており
事実と反することがあるかもしれません。
判明しだい訂正していきたいと思います。
その点、ご了承の上、参考程度にご覧いただければ幸いです。
肩の力を抜いて気楽にお付き合いください、

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